Bizpa-石井俊之のブログ

株式会社ビズパのCEOをしています。

1.8億円の資金調達をしました。

ビズパの石井です。
中小企業・スタートアップ向け広告プラットフォーム「BIZPA」を運営する株式会社ビズパですが、この度プレシリーズAラウンドとして1.8億円の資金調達をしました。

 

prtimes.jp

 

ビズパ正式版スタートしてからは1年半、コロナ環境下ということもあり、多くの失敗や挫折もありましたが、いつもお世話になっているメディア企業、クライアント企業、そして毎日頑張ってくれているビズパのみんなのおかげです。ありがとうございます。

また、今回ご縁があって増資に応じて下さった投資家の皆様ありがとうございます。今回、新しく増資を引き受けてくださった投資家は下記の通りです。


新規株主

  • ニッセイキャピタル
  • エースタート

既存株主

  • CoralCapital

 

まだまだスタートラインに近い段階ですが、これからビズパが目指す未来について説明させていただきます。


広告プラットフォーム「BIZPA」

ビズパには看板・デジタルサイネージ・紙媒体・交通広告・WEB広告など様々な広告メディアが掲載されています。2022年4月で約15000メディアほど取り扱っています。

bizpa.net

予算・ターゲット・最寄駅・地図など様々な条件で検索でき、自社に最適な広告を効率的に探すことができます。商品の特徴・価格・属性のグラフなどWEBから確認でき、見本誌・媒体資料などもダウンロード可能です。サイトUIは、アマゾンのようなECのような感じです。発注まではできませんが、メディアとの直接取り引きができ、適正な価格での取引や小ロットでの取引が可能です。(当社が扱っているものもあります。)

いろいろな人に「ありそうでなかったビジネスですね」と言われますが、本当にそう思います。もしかしたら過去に似たようなサービスはあったかもしれませんが、本気で取り組んだ例というのはBIZPAが初めてなのかもしれません。

特に中小企業やスタートアップにフォーカスを当ててサービスを進化させているというのはBIZPAの特徴だと思います。


中小企業・スタートアップにおける集客の課題

BIZPAを一言でいうと「ネット上の広告代理店」というのがわかりやすいかもしれません。

企業における集客の課題を解決する役割は主に広告代理店が担っており、クライアントが抱える課題をヒアリングし、メディアを使ったプロモーションを提案し、商品やサービスの売上につながるようサポートしています。ただ、営業・プランナー・デザイナー等多数の人がかかわるため、どうしてもコスト構造上、広告代理店のクライアントは、広告予算をたくさん持っている大企業をターゲットとせざるを得ない状況になっています。

例えば、予算5万円ぐらいで新しい広告代理店に相談したとしても断られるケースが多々あります。代理店マージンを計算しても、1日営業動いてしまえばもうコスト割れしてしまうレベルなので、しょうがないのです。だから、中小企業やスタートアップは、広告代理店に頼れず、「広告の情報もない」「知識もノウハウもない」状態で、自ら集客戦略を実施していかなければなりません。

世の中には数多くの広告メディアが存在しています。ただ、情報が集約されておらず、散在された情報の中から自社やクライアントに最適な集客手段を見つけるのは非常に困難です。マッチング精度は低く、少人数かつ兼務で忙しい経営者やマーケッターの多くの時間が、情報収集に使われています。また、データベース化がされておらず、中間業者が複数介在することにより価格が不明瞭なものが多く存在しています。本来だったら小ロットで格安でできる広告メディアも、「知らない」だけで、高い広告契約を交わしてしまっているケースもあります。

この辺の課題をプラットフォームのノウハウを使ってビズパは解決します。

ビズパの実現したい未来

この中小・スタートアップの集客に対する課題のアプローチとして

- メディアと企業がダイレクトにつながるプラットフォーム
- インハウスで集客戦略を実現できる環境

が大事だと考えています。

このように書くと「従来の広告代理店っていらなくなるのでは?」と思われがちですが、私はそうは思っていません。広告代理店の方の持っているノウハウには非常にリスペクトをしています。どうしても広告代理店には手の届かない中小企業やスタートアップの企業に、大企業と同様の環境をネットを使いローコストで提供したいだけです。

BIZPAはプラットフォーマーの観点から中小企業・スタートアップに対する集客のハードルを下げて、業界マーケットサイズの拡大に挑戦します。

今回、資金調達した資金は、より利便性を向上させ、「企業の集客手段の選択肢を増やし、最適なマッチングを実現する」ためのエンジニアやビジネス部門の採用、ならびにビズパの知名度向上のためのマーケティング強化に使用していきます。優秀なメンバーを集め、更なる成長を目指すため、組織として、個人として大きく変化し、次のフェーズに進んでいきます!


日本の新しい広告業界をリードしませんか?創業メンバー募集しています!

ビズパは、中小企業・スタートアップにとっての集客戦略にとって欠かせないインフラサービスを創り上げていきます。そして、日本の広告業界を牽引する企業となるべく、前進して参ります。
    
ビズパの壮大な挑戦は、まだ始まったばかり。
    
実は、これまで採用をほとんどしてきませんでした。しっかりとした顧客ニーズと強いプロダクトが見込めるまでは、人を増やしたくなかったからです。現時点で10人前後の会社ですが、やろうとしていることはとても大きく、やりたいことの1%もできていません。ただ、ゼロではないのは事実で、メディア企業やクライアント企業の期待値は非常に大きいです。

いま、凄い勢いで事業が拡大しており、人が全然足りません。
一緒に爆速で駆け上がる優秀な創業メンバーを募集しています!

    
もし「自分の力を試してみたい」気持ちがあれば、ビズパに飛び込んでみませんか?
    
事業も組織もこれから。一人ひとり裁量を持って挑戦できる刺激的な環境なので、創業メンバーとしてジョインする価値があります。今後、百人・数百人・数千人の仲間と共に、社会を変える壮大な挑戦を一緒に進めていきましょう。
  
これまで書いてきた内容や、事業に少しでも興味や関心を持ってもらえたら、私とオンラインでざっくばらんにお話しましょう。気軽にご連絡ください!待っています!

 

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オープンポジション採用を始めた理由

ビズパでビジネス部門で職種を職種を限定した募集と並行して、「オープンポジション」採用をはじめました。

bizpa.notion.site


オープンポジションとは、応募する際に営業など特定の部署・職種を選ぶ必要のない選考のことです。スタートアップでも採用するとこが増えている気がします。

 

なぜ、オープンポジション採用を始めたのかを書いてみたいと思います。

現在のキャリアの延長線上で応募を決めなければならない

私は、新卒でハウスメーカーの営業配属になり、2年弱働いた25歳でネットベンチャーに転職しました。

転職活動する際に思っていたのは

「営業以外もやりたいけど、営業職じゃないと採用してもらえなそう・・・」

ということ。

営業だけでなく、マーケティングや企画など幅広い業務をやってみたかったけど、私が転職したのは第二新卒という言葉もない時代です。転職自体もあまりいい目で見られないことも多かったし、未経験採用の門戸はあまり開かれていませんでした。だけど、たまたま新卒で入った会社のたまたま人事の都合で決められた配属された営業でないと、今後のキャリアを形成しなければならないことに結構矛盾を感じていました。

元々ネットベンチャーに転職を決めたのも、組織や役割もまだ固まっていないので、様々な経験ができると思ったからです。

 

昔に比べると転職はしやすくなっていますし、インターンを実施する企業も多くなっているので、新卒入社後のイメージ違いは少なくなっているとはいえ、まだまだ、そのような人って現在でも多いのではないかなと思います。

「まだ適職は見つかっていないからキャリアチェンジをしたい、だけど未経験だと採用されないから現職キャリアで応募せざるを得ない」

そのような矛盾はオープンポジションなら、面談を通して適職を判断し、最初のポジションが決まるので解決できると考えています。

既存の職種では募集要項が書けない

最初ビジネス部門の職種は、コンサルティング営業・インサイドセールスとかできる限り求職者がイメージしやすく、職種を細分化して募集要項を書いていました。

ただ、記載しながらも「なーんか違うんだよなー」という感じでしっくりは来ていなかったし、応募していただいた方には申し訳ないですが、ミスマッチも多かったのが事実です。

理由は、ビズパのビジネス部門が特定の職種に当てはまらないからです。

例えば、当社のビジネス部門担当している加藤は、IT系・広告系の業界未経験で転職してきましたが、当社入社後は、掲載するメディアの開拓から始まり、有名スタートアップへのメディアプランニング、営業企画立案、営業戦略立案などの他に、テレビに出たり、オウンドメディアの編集長したり、大手マーケティングサイトへの寄稿など普通の職種に当てはまらない仕事をしています。

20代半ばですが、大企業のイチ営業マンでは出来ない経験をしています。世の中の広告情報を個人で発信しているTwitter(@adbrex_)は、5000近くのフォロワーで、広告業界では私より有名人です。

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MarkeZineさんへの寄稿記事

事業の成長にあわせて課題は変化し、フォーカスする領域も変わります。そこで求められるスキルや役割も変わってきます。スタートアップでは、入社時に合った仕事が数か月後に無くなるというのはよくある話です。

ビズパも組織を硬直化させずに、課題が変わったらそれに取り組む組織・体制を柔軟に変えていくスタンスで、この組織の柔軟性が急激な成長を支えています

採用後もオープンポジション、いろいろな経験を積んでほしい

ビズパでは、採用時に職種を決めずに応募できるほか、採用後も様々なポジションを経験してもらいます。

こういう風に書くと、ジェネラリストが優遇されて、専門性を持った人って必要ないんじゃないのと思われるかもしれませんが、決してそういうわけではないです。できる限り早い段階で自分のやりたい職種・極めたい職種を見つけられた方が幸せだと思っていますし、専門性が高くなればなるほどバリューって上がると思います。

ただ、20代~30代前半ぐらいまではもっといろいろなものを経験してもいいんじゃないかなと思います。

重要なのは「やりたい仕事と向いている仕事をできる限り一致させること」です。ただ、若い時は職種の経験が少ない分、2つが一致していない人や一致していると思い込んでいる人が多いのも事実です。それは様々な職種を経験しないとわからないです。

「マーケティングやりたい、マーケティングに向いている」と思っている人でも実際に経験したら全然違うケースもあるし、他の仕事を経験したら、やりたいこと・向いていることが変わってくるケースも多々あります。

専門性は身につきやすいかも

私は、前職で創業メンバーとして入ったので20代はいろいろ経験しました。

営業、マーケティング、アナライザー・グロースハック、PM/PO、事業戦略など。カスタマーサポートの責任者で重クレーム対応したり、倉庫の責任者で数十名のアルバイトさんたちと段ボールと格闘したりもしました。

正直「何屋?」と聞かれると一番困るのですが、広く浅くはどのような業務も知っていますし、それぞれの担当した時間は短いかもしれないけど、濃い時間を過ごしているので、その辺の専門家には負けないぐらいのスキルは持っていると思ってます。「なんでも屋」ですが、すべての経験が役立っています。

 

専門スキルの定義って難しいですが、どんな仕事でもマルチに必要な能力ってあります。例えば、人事であっても、優秀な応募を集める応募文章作成やスカウティングなどにマーケティング要素は必要だし、求職者へのプレゼンは営業要素です。人事制度を浸透させるには巻き込み力が必要だし、浸透させるための戦略も必要。それって人事にいるより営業やマーケなどを担当したほうが身につきやすいケースもあるし、人事にいるだけでは気付かない視点も得られます。知識は座学で補えます、ノウハウは結構他の人から教えてもらえます。ずっと人事で仕事をしてきた人よりは、専門性は高くなる可能性は非常に高いです。

とはいえ、オープンポジションって不安かも??

たぶん、オープンポジションって「職種より会社にフォーカス」が当たる採用です。

事業も会社も、これから成長させていくフェーズなので、「経営者と一緒に、経営者と同じマインド」で会社や事業作りに取り組めるのが一番の面白いポイントです。

とはいえ、「経営者がそもそも魅力的なの?」とか「働いている人ってどうなん?」とか「いきなりアポ電とかさせられません?」とか不安になる人も多いと思います。

そのような人は、ぜひカジュアル面談をお申し込みください。私やCOOの小林でも社員でもかまいません。

 

選考ではないので、肩肘はらず、
面白そうだな~と少しでもご興味を持っていただましたら、お申込みいただけますと嬉しいです!

 

ビズパのカジュアル面談

 

 

 

チリツモ会議を開催してみた

リモートが進んだけど、「雑談」から生まれる化学反応が最近少ないなーと思っていて。

なので、コミュニケーション促進の一環としてチリツモ会議を開催してみました。

このチリツモ会議とは何かというと、

「ビジネス部門とプロダクト(エンジニア)部門が1~2名ずつタッグを組んで、ビジネス側の課題についてそれぞれ話し合い、アウトプットを作成する」

というものです。

リモートワークが進み、小さな課題がチリツモっています。

なぜ実施するのか

ビズパは、ほぼリモートでの勤務体制になっています。それぞれモチベーション高く、それぞれコミュニケーションにも気を付けてもらっています。大きな問題も出ていないですが、弊害になっているなという部分もあります。

冒頭にも言いましたが、

  • 「雑談」による化学反応がない

    リラックスした雰囲気と半分仕事モードの雑談からの生まれる化学反応って結構すごい時があります。会社を変えるきっかけになるようなアイデアがぽろっと出たりします。それが休憩中だったり、ランチ中だったり、仕事飲みだったりするのですが、リモート環境や飲み会が制限されてる状況だとこの化学反応がおきづらいんです。オンライン飲みでも難しいかなと思っています。

  • コミュニケーションが部門内中心になっている

    毎週、全体会議やプロジェクトベースでの会議はありますが、コミュニケーションは部門内が中心になります。最初の化学反応と同じですが、やはり同じ方向を向いている部門の人よりは、別の視点を持った部門の人と交わらせた方が、爆発力は高いです。

  • ビジネス部門の日々の忙しさや切迫感が伝わらない

    同じフロア内で働いているとエンジニアも「忙しそうだな」とか「トラブっていそうだな」というのは雰囲気でわかります。会話が聞こえてくれば、「こうしたらいいんじゃないの?」とかエンジニアからのアドバイスや「何か手伝えることある?」みたいなフォローができますが、オンラインだとなかなか難しく、会議の場での事後報告になってしまいます。ビジネス部門からしても忙しいので、「とりあえずやってしまおうぜ」的な感じで改良や相談が後回しになるケースもあります。

会議の約束

今回は「効率化」のみ議題にしました。初めてなんで取っ散らからないように。

それ以外のルールは、

  • ビジネス部門「業務の説明は端折らない」

    ビジネス部門とプロダクト部門では視点が違います、ビジネス部門が説明の要不要を勝手に判断するとマイナスがありそうなので。

  • プロダクト部門「ティーチングではなくコーチング」

    プロダクト部門のほうが論理的なんで、システム面で論理的に言われると、ビジネス部門もハラオチしてなくても「そうかな」と思ってしまう。「いいっすね、それやりましょう!」というノリが求めるもの。

  • 全体的には「テックにこだわらない」 

    家で毎回財布の置き場所を探している人がいたとする。財布にGPSをつけましょという考えよりは、置き場をルールで決めて守ってもらう方が有効。テックにこだわりすぎてもよくない。

実施した内容

1.今回は近くの区民館の会議室を借りて実施しました。8時間で2600円と激安です。

f:id:bizpa_ishii:20220210185232j:plain2.まずはオリエンと班分けします。

 

3.午前中はヒアリング中心。プロダクト部門からもろもろ業務についてヒアリングです。

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4.午前中の感想など交えながら、みんなでランチ。全社で集まったときのランチ代は会社補助しています。

 

5.午後もヒアリング、早いチームは午後開始してすぐにアウトプット作成へ。

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他のチームが気になるCOOの小林

 

6.アウトプット報告会

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  • その場で簡単に作成・修正したもの→成果物
  • 教育が必要なもの→教育の目的・内容や教育スケジュールなど
  • 部内検討が必要なもの→チケット作成

に分けて報告です。

アウトプット内容は、記載できないですが30個前後ぐらい出てきました。

「作業としては数分なんで開発しなくてもがんばれちゃうんだけど・・・」系が多かったですね。ビジネス部としても説明することで気づくことも多かった感じです。

ビジネス部は今あるシステムやツールの中でなんとか頑張って使いこなそうというマインドが根底にあるので、開発部からすると「こんな使い方されてたの?」みたいなのハック系もいくつか・・・。

今回は、あまり化学反応までいかなかったけど、人数が増えて何回かやれば自然発生しそうな感じです。狙うとうまくいかないので、じっくり。

メンバーの感想

発見は多かったみたいです。

・自分が普段問題だと意識していない点も、別視点で見ると問題であると認識できた。

・リモートだとなかなか難しい、部署を跨いだ密なコミュニケーションが出来た。

・長時間コミュニケーションする機会が今まで無かったので良かった。

・ペアにすると個々の責任が大きくなるのは良さそうな気がしました。

・案件化やチケット化しにくいようなミクロな課題を知ることができた。

・継続的に実施することで小さな不満点や課題のアウトプットの敷居が低くなっていきそう。

 

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なので、また3か月後ぐらいに実施してみます。

 

積極採用中です!

ビズパは、プロダクト部門とビジネス部門が非常に近いです。自社サービス・自社開発ならではの距離とスピードです!

 

▼会社・採用ページ

bizpa.notion.site


 

 

 

 

出社前提、でも、ほぼリモート

元々のリモートワークの考え方はこちら

ビズパの出社で決まっていることは

1.ビジネスサイド:原則週1(固定曜日)出社

2.エンジニアサイド:原則月1(月初前後)出社

です。

もちろん、自宅がうるさいなどの環境等の理由で出社したほうが仕事になる人は出社しても大丈夫です。

 

前のブログにも書きましたが、通勤時間には何も価値を見出していません。通勤時間の分を仕事や趣味や家族に費やしたほうが、24時間しかない1日の時間効率としては非常に有効で、人生も豊かになります。一人でじっくり家や喫茶店で考えたいときもあると思う。子育てや介護には、定期的な行事や突発的な病気があるので、場所や時間を自分でマネージメントできたほうが精神的に楽だし、成果が出やすい。

「どこで仕事してもいいから、成果出せ!」というようなドライな考えは持っていませんが、「毎日オフィスに拘束することは、成果を最大限引き出すのに最適ではない」と思っています。

 

ただ、「あくまで出社が大前提」というのはみんなに理解してもらっています。そんなに頻繁にはないですが、必要な時にはだれでも出社号令をかけることができます。(もちろん、できる限り前もって連絡するよう配慮してもらいますが、急な時もあります。)リモートが前提として仕組みを作ってしまうと会社に集合かけるのには躊躇してしまいます。

 

私たちスタートアップにとってスピードは非常に重要です。正直集まって話してしまったほうが早いことも多いです。顔を見て、その時の空気感じながらブレストした方が良いアイデアや良い決定を出せることも多いです。会って話せばすぐ解決する問題も時間がたてば大きな問題に発展することもあります。その時に週1や月1の会議まで待っていては遅いですし、組織として硬直化してしまいます。

なので、今のところ、距離的に出社ができる人が前提となっています。

 

リモートワークにしているというと、管理はどうしてるとかさぼらないかという話になるけど、重要なのは信頼関係なんじゃないかなと思います。営業にGPSをつけさせるような会社もあるけど、管理すればするほど逆効果な気が・・・。

信頼関係構築などの目的から、入社後の当面の間は出社してもらっています。組織が小さいからできることだよねというのは、その通りだと思います。規模に応じて会社制度というのは変えていくべきです。ただ、信頼が持てる人と働きたいという軸はどれだけ大きくなっても変わらず残していきたいと思っています。

台風の時の「出社武勇伝」をなくしたい

前の会社のときよくあったのですが

「台風で電車が遅延していて、本数も少なかったのでゲキコミ!来るのに4時間もかかったよー」

みたいな武勇伝。意気揚々と語るのですが、結局会社に来てからの勤務時間も短いし、その後疲れてパフォーマンス悪し・・・。

そんな武勇伝いらないから、休むかリモートすればいいのに・・・。

まぁ、まだリモート環境が整っていたなかった時の話です。

私自身は、通勤時間は極端に嫌いな部類だと思います。

前職に転職したばかりの時に、1か月だけ千葉の袖ヶ浦~東京の狛江まで通っていました。約2時間以上の通勤で、終電22:30ごろで家につくのが午前1時前。そこからごはん・風呂の後に寝て、6時に起き、ゲキコミ電車で2時間以上電車の中で立ちっぱなしで会社に行く。

通勤時間って拘束されるのにお金はもらえないし、疲労だけがたまっていく非常に無駄なものだという強烈な経験をしました。

それ以来約20年オフィスへ歩いて行ける範囲に住居も構え、オフィスが引っ越したら住居も引っ越すスタイルをとっています。

そんな考えの人なんでリモートワークも非常に積極派です。コロナ禍になる前から、好きな時にリモートできる環境は整えていました。オフィスはフリーアドレス、クラウドPBXで電話も自宅からとれるなど。

以前は、近距離手当というものがありました。会社の近隣3キロに住めば手当を支給しますよというものです。通勤時間で交通機関にお金を払うなら、個人に渡したほうがいいし、通勤疲れがなくなるからという合理的判断です。(現在はリモート勤務が多くなったので廃止しています。)

ただ、矛盾するようですが、同時に精神的支柱にもなるオフィスも非常に重視しています。

コロナ禍で「オフィスについて」、「リモートについて」「働き方について」今までになく考えた1年でした。

当社のリモート体制については、また次回。

オンラインでカジュアル面談やってます

文章では伝わらないことが多いので、カジュアル面談を積極的に行っています。オンラインで30分ほどです。気軽な感じでご応募ください。面談後に辞退されても全く問題ないです。

 

▼会社・採用ページ

 

 

広告プラットフォームを創ろうと思った理由

私が、起業すると決めたときには、まだ具体的に立ち上げるサービスは決まっていませんでした。ただ、BtoBの領域でプラットフォームを立ち上げたいと思っており、広告にフォーカスがあたりました。その経緯は、以前のブログをご覧ください。

市船のサッカー部をきっかけに広告に注目し、新聞・雑誌・交通広告・CMなどいろいろ業界について調べ始めました。前職では事業会社ですが、マーケティングも担当していたので、ある程度広告には精通しているつもりでした。

ただ、調べた第一印象は「よくわかんねー」です。ブラックボックスになっている感じ。

前職のラクーンではアパレル・雑貨のBtoBマーケットプレイス「スーパーデリバリー」というものを運営していました。ネット上で小売店やバイヤーが簡単にアパレルや雑貨をネットから仕入れることができるサービスで、2002年に立ち上がっています。その前身の過剰在庫品BtoBの「オンライン激安問屋」というのは2000年以前からあります。

サービス開始当時は「アパレルは、実際に触ってみて着てみないと売れない」とかなりいろいろな人から否定的に言われました。

ただ、ラクーンだけでなく、BtoC各社もサイズを詳細に記載したり、画像の撮影を工夫し、改良を重ね、ネットでも流通できる環境を創り上げていきました。現在では服や靴もネットで買う人は相当多いはずです。各社相当努力した結果だと思います。

一方広告の世界に関しては、その辺の努力がこれからな印象です。もちろん運用型広告を中心とした「ネット広告」にはかなりのテクノロジーが使われていますが、それ以外に関しては「情報を見つけ出すこと」すら困難です。

今はネット証券を使えば、家にいながら日本のほとんどの銘柄の株が買えます。ただ、広告の世界は、いまだに証券取引所で身振り手振りで購入している場立ちのようなアナログさを感じます。それだと間に立つ人の主観や情報量で左右されてしまい、適切なマッチングは行われません。

おそらくマーケティングを担当している方なら「このメディアってうちにとって最適なんだろうか」と考えたことは多いはずです。だけど、そのメディアを探す時間は非常に無駄です。

だから、「世の中のあらゆるメディアをプラットフォーム上に一堂に会し、公平公正な情報の元、比較しやすくし、最適なマッチングをまずは実現したい」、広告プラットフォームを創り出しました。

広告というのは企業の成長の肥料となるようなものです。そして優れたクリエイティブは見ている人をワクワクさせます。

私たちはそんな広告のインフラサービスを創り上げていきたいと思っています。

やればやるほど、実現したいことは大きくなっていますので、現在のサービスを改善改良するとともに新しいサービスをリリースしていきます。そのあたりは時期が来たら公開します。

一緒に広告を科学してみませんか?

メディアさんやクライアントさんとよくお話をしますが、ビズパへの期待は非常に大きいです。広告の世界は、課題は大きいですが、その分やりがいはあるし、楽しさも大きいです。広告の世界を一歩先に進めるために、一緒に科学してみませんか?

▼会社・採用ページ

 

 

広告にフォーカスを当てたきっかけ

私が前職をやめ、起業すると決めたときには、まだ具体的に立ち上げるサービスは決まっていませんでした。ただ、BtoBマーケットプレイスやプラットフォームを長年構築・運用してきたので、その領域でのサービス展開を漠然と考えていました。

「自分の力の発揮できる新たなプラットフォームを創りたい!」

そう思いながら日々過ごしていた時にある記事が強烈に目に入りました。

その記事がこちらです。

公立校の市立船橋に胸スポンサー。部活の概念を高校サッカーが変革!

サッカーの強豪である市立船橋。

強豪であるがゆえ全国に遠征するが、その遠征費の負担は選手の家庭にもかかっており、しかも徐々に大きくなっているとのこと。その費用をスポンサー企業からの広告・協賛費で賄うのが狙い。

スポンサー企業が決まれば、家庭への負担はなくなるし、もっと言えば経済的ゆとりがなくて市立船橋でサッカーができない人にも門戸を広げることができるし、スポンサー企業からすれば、宣伝となると同時に社会貢献にもなる。

今までないところにメディアとしての広告価値を見出し、適切な企業とマッチングが行われれば、メディアと企業の両社だけでなく社会貢献につながる。おそらくこのようなことは市船だけではなく、他のサッカーチーム・他のスポーツ・他のアスリート、スポーツ以外のフィールドにもあるし、それが自由にマッチングできるプラットフォームが創れれば、きっと世の中便利になるし、何より面白い!

そう思ったのが、広告に最初にフォーカスをあてた理由です。そこからいろいろ調べていって、現在のビズパにつながるのですが、それは後日にします。

普段だったら見過ごしてしまうかもしれないような記事。これも運命かもしれません。

運命的な出会いを待っています

ビズパでは、会社もサービスも一緒に創ってくれるメンバーを募集中です。世の中には数多くの企業がある中で、ビズパという会社・ビズパというサービスを知っていただけたというのは運命です。当社のことをより知っていただくために、カジュアル面談してみませんか?

 

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