リモートが進んだけど、「雑談」から生まれる化学反応が最近少ないなーと思っていて。
なので、コミュニケーション促進の一環としてチリツモ会議を開催してみました。
このチリツモ会議とは何かというと、
「ビジネス部門とプロダクト(エンジニア)部門が1~2名ずつタッグを組んで、ビジネス側の課題についてそれぞれ話し合い、アウトプットを作成する」
というものです。
リモートワークが進み、小さな課題がチリツモっています。
なぜ実施するのか
ビズパは、ほぼリモートでの勤務体制になっています。それぞれモチベーション高く、それぞれコミュニケーションにも気を付けてもらっています。大きな問題も出ていないですが、弊害になっているなという部分もあります。
冒頭にも言いましたが、
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「雑談」による化学反応がない
リラックスした雰囲気と半分仕事モードの雑談からの生まれる化学反応って結構すごい時があります。会社を変えるきっかけになるようなアイデアがぽろっと出たりします。それが休憩中だったり、ランチ中だったり、仕事飲みだったりするのですが、リモート環境や飲み会が制限されてる状況だとこの化学反応がおきづらいんです。オンライン飲みでも難しいかなと思っています。
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コミュニケーションが部門内中心になっている
毎週、全体会議やプロジェクトベースでの会議はありますが、コミュニケーションは部門内が中心になります。最初の化学反応と同じですが、やはり同じ方向を向いている部門の人よりは、別の視点を持った部門の人と交わらせた方が、爆発力は高いです。
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ビジネス部門の日々の忙しさや切迫感が伝わらない
同じフロア内で働いているとエンジニアも「忙しそうだな」とか「トラブっていそうだな」というのは雰囲気でわかります。会話が聞こえてくれば、「こうしたらいいんじゃないの?」とかエンジニアからのアドバイスや「何か手伝えることある?」みたいなフォローができますが、オンラインだとなかなか難しく、会議の場での事後報告になってしまいます。ビジネス部門からしても忙しいので、「とりあえずやってしまおうぜ」的な感じで改良や相談が後回しになるケースもあります。
会議の約束
今回は「効率化」のみ議題にしました。初めてなんで取っ散らからないように。
それ以外のルールは、
- ビジネス部門「業務の説明は端折らない」
ビジネス部門とプロダクト部門では視点が違います、ビジネス部門が説明の要不要を勝手に判断するとマイナスがありそうなので。
- プロダクト部門「ティーチングではなくコーチング」
プロダクト部門のほうが論理的なんで、システム面で論理的に言われると、ビジネス部門もハラオチしてなくても「そうかな」と思ってしまう。「いいっすね、それやりましょう!」というノリが求めるもの。
- 全体的には「テックにこだわらない」
家で毎回財布の置き場所を探している人がいたとする。財布にGPSをつけましょという考えよりは、置き場をルールで決めて守ってもらう方が有効。テックにこだわりすぎてもよくない。
実施した内容
1.今回は近くの区民館の会議室を借りて実施しました。8時間で2600円と激安です。
2.まずはオリエンと班分けします。
3.午前中はヒアリング中心。プロダクト部門からもろもろ業務についてヒアリングです。
4.午前中の感想など交えながら、みんなでランチ。全社で集まったときのランチ代は会社補助しています。
5.午後もヒアリング、早いチームは午後開始してすぐにアウトプット作成へ。
他のチームが気になるCOOの小林
6.アウトプット報告会
- その場で簡単に作成・修正したもの→成果物
- 教育が必要なもの→教育の目的・内容や教育スケジュールなど
- 部内検討が必要なもの→チケット作成
に分けて報告です。
アウトプット内容は、記載できないですが30個前後ぐらい出てきました。
「作業としては数分なんで開発しなくてもがんばれちゃうんだけど・・・」系が多かったですね。ビジネス部としても説明することで気づくことも多かった感じです。
ビジネス部は今あるシステムやツールの中でなんとか頑張って使いこなそうというマインドが根底にあるので、開発部からすると「こんな使い方されてたの?」みたいなのハック系もいくつか・・・。
今回は、あまり化学反応までいかなかったけど、人数が増えて何回かやれば自然発生しそうな感じです。狙うとうまくいかないので、じっくり。
メンバーの感想
発見は多かったみたいです。
・自分が普段問題だと意識していない点も、別視点で見ると問題であると認識できた。
・リモートだとなかなか難しい、部署を跨いだ密なコミュニケーションが出来た。
・長時間コミュニケーションする機会が今まで無かったので良かった。
・ペアにすると個々の責任が大きくなるのは良さそうな気がしました。
・案件化やチケット化しにくいようなミクロな課題を知ることができた。
・継続的に実施することで小さな不満点や課題のアウトプットの敷居が低くなっていきそう。
なので、また3か月後ぐらいに実施してみます。
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