私が、起業すると決めたときには、まだ具体的に立ち上げるサービスは決まっていませんでした。ただ、BtoBの領域でプラットフォームを立ち上げたいと思っており、広告にフォーカスがあたりました。その経緯は、以前のブログをご覧ください。
市船のサッカー部をきっかけに広告に注目し、新聞・雑誌・交通広告・CMなどいろいろ業界について調べ始めました。前職では事業会社ですが、マーケティングも担当していたので、ある程度広告には精通しているつもりでした。
ただ、調べた第一印象は「よくわかんねー」です。ブラックボックスになっている感じ。
前職のラクーンではアパレル・雑貨のBtoBマーケットプレイス「スーパーデリバリー」というものを運営していました。ネット上で小売店やバイヤーが簡単にアパレルや雑貨をネットから仕入れることができるサービスで、2002年に立ち上がっています。その前身の過剰在庫品BtoBの「オンライン激安問屋」というのは2000年以前からあります。
サービス開始当時は「アパレルは、実際に触ってみて着てみないと売れない」とかなりいろいろな人から否定的に言われました。
ただ、ラクーンだけでなく、BtoC各社もサイズを詳細に記載したり、画像の撮影を工夫し、改良を重ね、ネットでも流通できる環境を創り上げていきました。現在では服や靴もネットで買う人は相当多いはずです。各社相当努力した結果だと思います。
一方広告の世界に関しては、その辺の努力がこれからな印象です。もちろん運用型広告を中心とした「ネット広告」にはかなりのテクノロジーが使われていますが、それ以外に関しては「情報を見つけ出すこと」すら困難です。
今はネット証券を使えば、家にいながら日本のほとんどの銘柄の株が買えます。ただ、広告の世界は、いまだに証券取引所で身振り手振りで購入している場立ちのようなアナログさを感じます。それだと間に立つ人の主観や情報量で左右されてしまい、適切なマッチングは行われません。
おそらくマーケティングを担当している方なら「このメディアってうちにとって最適なんだろうか」と考えたことは多いはずです。だけど、そのメディアを探す時間は非常に無駄です。
だから、「世の中のあらゆるメディアをプラットフォーム上に一堂に会し、公平公正な情報の元、比較しやすくし、最適なマッチングをまずは実現したい」、広告プラットフォームを創り出しました。
広告というのは企業の成長の肥料となるようなものです。そして優れたクリエイティブは見ている人をワクワクさせます。
私たちはそんな広告のインフラサービスを創り上げていきたいと思っています。
やればやるほど、実現したいことは大きくなっていますので、現在のサービスを改善改良するとともに新しいサービスをリリースしていきます。そのあたりは時期が来たら公開します。
一緒に広告を科学してみませんか?
メディアさんやクライアントさんとよくお話をしますが、ビズパへの期待は非常に大きいです。広告の世界は、課題は大きいですが、その分やりがいはあるし、楽しさも大きいです。広告の世界を一歩先に進めるために、一緒に科学してみませんか?
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